よくあるご質問

回答

インストールについて

インストール手順はどのようになりますか?

詳しいインストール手順は、「ReadCacheシステム 簡単セットアップ」をご覧下さい。

ライセンスを HTTP 経由で登録しようとしたときに、正しいキーを入力しているのに「ライセンスの取得に失敗しました」と表示される。

次の点を確認してください。

  • 「インストールしようとしている端末がインターネットに接続されているかどうか」
  • 「proxy の設定がされている場合、適切に設定されているかどうか」

動作環境について

どのバージョンの Citrix Provisioning Services で動作しますか?

ReadCache4.0は、以下の環境で動作します。

  • Provisioning Services 5.6 SP2 / 5.6 SP3 / 6.0 / 6.1

Provisioning Services はどのような OS や環境で動作しますか?

以下の環境での動作を確認しております。

  • Windows Server 2008 R2
  • ※ なお、上記サーバOSの動作条件は Citrix XenDesktop の動作条件により制約されます。

クライアント側はどのような構成で動作確認をしていますか?

以下の環境での動作を確認しております。動作環境についての詳細は「詳細情報」をご確認ください。

  • Windows 7(32bit / 64bit)
  • ※ なお、上記クライアントOSの動作条件は Citrix XenDesktop の動作条件により制約されます。
  • ※ ハードディスクドライブに ReadCache 専用のパーティションを作成する必要があります。
  • ※ 本バージョンは、「Windows 7 Enterprise 32bit / 64bit(いずれも SP1)」にて動作検証を行っております。

ReadCache は Linux 上で動作しますか?

ReadCache は Windows 専用のため、Linux 上では動作しません。

性能について

ReadCache を利用すると、サーバへの負荷はどのように変化しますか?

端末起動時のサーバへの負荷の大半はディスク読み取りによるものですので、ReadCache が効果的に機能します。 ReadCache の動作が始まってから(おおよそ、起動途中の Windows のロゴが表示されて以降)のサーバへのアクセスは 98% 程度削減され、サーバには負荷がかかることはほとんどありません (端末電源投入からロゴが表示されるまでのリクエストは ReadCache の有無に関係なくサーバに送られます)。

動作原理について

このソフトウェアはどのように動作しますか?

Windows のディスクアクセスに関係したフィルタドライバとして動作するように設計されています。 アプリケーションや OS からのディスクアクセスを監視・管理して、読み込み要求に対してキャッシュ動作をします。

書き込みが発生した時にはどのような動作をしますか?

書き込みが行われた領域については、ReadCache の動作対象から外します。 それ以降、書き込みが行われた領域に対する読み込み要求は、そのままスルーさせます。

仮想ディスクの内容が変更されているかどうかをどのように判定しますか?

「Flush on panic」フラグはどういう時に役立つのか教えてください。

「Flush on panic」は、リビジョン不整合時に(リビジョンが戻った、更新時間が異なる)、一旦 Flush してキャッシュを動作させるフラグです。 このフラグを利用すると、同じリビジョン番号、同じ系列名のディスクが2種類できてしまった際にも、不整合(クラッシュ)を発生させることなくキャッシュを動作させ続けることができます。 通常はこのフラグはオンのままにしてご利用ください。

仮想ディスクの内容が変更されたにも関わらずリビジョン番号が更新されていない時にはどのように動作しますか?

本製品が導入された環境で仮想ディスクの内容が変更された時には、更新された領域に対して「変更中」であることを示すフラグが立てられ、リビジョン番号が更新されるまでフラグは立ったままになります。 このフラグが立った状態の仮想ディスクで起動された端末はフラグ立った領域についてはキャッシュを利用しないように設計されています。 そのため、リビジョン番号の更新をし忘れた時にもキャッシュの不整合が生じることはありません。

サーバ側でマウント(ドライブマッピング)して仮想ディスクを更新しても良いですか?

ReadCache4.0で試験提供されている「ReadCacheサーバーフィルター」を導入していれば、マウントした場合においてもキャッシュの整合性を保つことができます。このモジュールを導入していないときには、付属のツールを利用して一定の処理をすることで整合性を保つことができます。

サーバ上の仮想ディスクに書き込みが行われた際にはどのように動作しますか?

本製品が導入された環境で仮想ディスクの内容が変更された時には、どの部分が変更されたのかの情報がその変更と同時に記録されます。 仮想ディスクのリビジョンが更新された際に、どの領域が変更されたかの情報が各端末に転送され、その領域の情報が端末内のキャッシュから「消去」されることにより、更新された仮想ディスクの内容と端末内のキャッシュの内容との整合性が保たれます。

キャッシュに必要なディスク容量は?

標準値としては仮想ディスクと同等のディスク容量が必要ですが、それより小さいサイズに制限することもできます。一般には1系列あたり10〜20GB程度あれば十分と思われます。

ReadCache があればサーバがなくても動きますか?

ReadCache が動作するとサーバへのアクセスはほとんどなくなりますが、サーバは必須です。

ReadCache は、ローカルディスクのどの領域(パーティション)を利用しますか?

起動時のパーティションの状態により異なります。以下の例を参照してください。

クライアント集約率の向上

起動しようとしている vDiskサイズ よりも確保されたキャッシュ領域が小さいときには ReadCache は動作しません。 なお、ReadCache の利用する Partition の Partition ID は『 0xF6(246) 』です。

運用について

運用中何らかの理由で端末が突然クラッシュし、電源ボタンによる強制終了を行った場合、ReadCache に影響はありますか?

影響はございません。ReadCache は下記のケース以外は不整合が生じない設計となっております。

  • 書き込み処理の途中で電源が切られることにより、書き込もうとしたデータがセクタよりも小さい単位で中途半端に終了してしまった場合や、書き込もうとしたデータとは異なるものが書き込まれた場合

リビジョン更新時にクライアント側のキャッシュの内容を毎回完全に消去したい(ReadCache Ver1.0 相当の動作をするようにしたい)

ReadCache3.0 までの場合は、vDisk の更新作業を行ったあとサーバ側でリビジョンの更新をする前に、「ドライブマッピングの後処理を行う」のボタンを押してください。
ReadCache3.5 からの場合には、「Flush on update」フラグを立てておけば、リビジョン更新時に必ず Flush し、キャッシュを1から取得しなおすようになります。
上記のReadCache3.0 まで行っていた手順は必要ありません。

ログにこのような内容が出力され ReadCache が動作しません。
「 9|20100830_001620.875|MBR Signature is broken. MBR形式でフォーマットされていません。(0x00,0x00)」
「10|20100830_001620.875|ERROR: ディスクがMBR形式でフォーマットされていません。()。」

これは、端末内のハードディスクがフォーマットされていないことを意味しています。
「コンピュータの管理」>「記憶域」>「ディスクの管理」を選ぶと「ディスクの初期化」をするように求められるかと思われます。 この時に「MBR (マスター ブート レコード)」を選択してください。
また、多くの場合、この直後に「PVS の Write キャッシュ用の領域」として、程良いサイズのパーティションを作ることをおすすめします。 ただし、このとき ReadCache が利用する「Read キャッシュ用の領域」として、vDisk サイズよりも大きな領域を「未割り当て」の状態で残しておくようにしてください。

ご購入について

購入にあたっての手続きを教えて下さい。

本製品は日本電気株式会社と販売総代理店契約を結んでおります。以下の窓口までお問いあわせ下さい。

  • 販売総代理店
    日本電気株式会社 第一官公ソリューション事業部 ReadCacheシステム担当グループ
    アドレス

購入前に技術評価を行うことは出来ますか。

評価版をご用意致しております。以下の窓口までお問いあわせ下さい。

  • 販売総代理店
    日本電気株式会社 第一官公ソリューション事業部 ReadCacheシステム担当グループ
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標準価格を教えてください。

製品の価格、購入、お見積り等に関するお問い合わせは下記窓口より承っております。

  • 販売総代理店
    日本電気株式会社 第一官公ソリューション事業部 ReadCacheシステム担当グループ
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その他のご質問について

いつ発売しましたか?

ReadCacheシステム4.0 は2012年9月に正式発売しました。

Citrix XenDesktop 5 Enterprise / Premium Edition (Provisioning Services) 以外の対応予定はありますか?

本製品の ReadCache 技術は Citrix XenDesktop 5 Enterprise / Premium Edition (Provisioning Services) 以外のネットブートシステムにも利用可能な技術ではありますが、現在のところ他の製品への対応予定はありません。

どのような内容の特許を出願・取得していますか?

本製品で利用している「読み込み専用キャッシュの管理方式」という基礎的な技術の特許を取得しています。(【特許番号】特許第4808275号)
これ以外にも数件の出願をしております。